入社の決め手は、ワークライフバランスと
穏やかな雰囲気

朝日ネットを知ったきっかけと、入社を決めた理由を教えてください。

朝日ネットのことは、実は就活サイトでオファーをいただく前から知っていました。興味のあった関数型プログラミング言語「Haskell」を採用している企業を調べてみたことがあり、その数少ない会社の一つが朝日ネットだったんです。「入社すればHaskellを業務で使う機会があるかもしれない」という期待も少しありましたが、それ以上に、朝日ネットは勤務時間が7時間で残業時間も短く、ワークライフバランスがとれた働き方ができそうな点に魅力を感じ、採用選考に応募しました。

面接を受けていく中で、穏やかそうな雰囲気の会社だなという印象を持ちました。面接には、人事だけでなく技術職の方も同席していたのですが、皆さん温和な方ばかりで、社長も話しやすい方でした。また面接の内容も、企業に「ふるいにかけられている」と感じるような質問や高圧的な態度ではなく、学生の立場に寄り添って親身になって話を聞いてくれたことが印象的でした。面接を通じて、「自分の性格に合っていて働きやすそうだ」と感じたことが、入社の一番の決め手になりました。

2カ月間、業務時間内にプログラミング言語の学習に専念。社員のスキル育成を会社も同僚も応援してくれる環境

入社してから、業務を進めていく上で、サポートしてくれる体制は整っていますか?

配属される前に約1年かけて研修を受けました。私はもともと情報系の勉強をしていたので、入社した時点で技術の基礎知識は身につけていた方だと思います。しかし、組織のエンジニアとして働くには、より実践的な技術知識が必要だろうと思っていました。ですから、配属前に、組織で働く上で必要な知識を学ぶ時間をしっかりとってもらえた点に、安心感が持てました。

まず座学形式で、組織の文化や事業内容、業界のトレンドなど、一朝一夕では習得できない知識を効率よく教えてもらいました。技術面だけでなく、社会常識や問題解決のための汎用的なスキルも学びました。その後、OJT形式でいろんなチームの実務を経験しました。
特に OJTは、仕事を覚えるだけでなく、いろんなチームのタスクや働き方、雰囲気を知ることができたので、自分の配属希望を考える上で役に立ちました。元々開発業務に興味がありましたが、 いろんな選択肢と比較した上で、改めて「プログラムを書く業務につきたい」という気持ちが固まったんです。長期的なプロジェクトに取り組む開発部の働き方にも惹かれました。希望通りの配属が叶い、嬉しかったです。先輩方が業務を行う姿を間近で見て、尊敬する気持ちも高まりました。
配属後、困ったことがあった時は、毎日開催されるチームミーティングで相談しています。開発業務を進めていると、設計判断などで悩むことがよくあるのですが、チームメンバーに相談すると意見をもらえたり、議論に付き合ってもらえたりするので、助かっています。以前、自分は操作したことのなかった社内システムの変更業務を任された時には、社歴が長く既存のシステムに詳しいチームリーダーが、特別に時間をとって説明してくれた事もありました。
会社からのサポートについて、印象的だった出来事が一つあります。チームに配属された直後、タイミングよく、私が朝日ネットを知るきっかけになったHaskellを使う担当者を増員する話がありました。思い切って手を挙げたところ、Haskellを一から勉強するための時間を業務時間内に確保してくれました。約2カ月間、他の業務はほとんどせず、勉強だけに集中させてもらえたんです。「勉強する時間を『業務』として認めてくれるなんて、社員のスキル育成を大事にしている会社なんだな」と感動しました。周囲も応援してくれ、Haskellに詳しい先輩2人が、おすすめの文献を紹介してくれたり、質問に答えてくれたりもしました。

配属後最初の業務から、重要な新規開発を任される。裁量権の大きな働き方が魅力

現在の仕事内容や、働き方について教えてください。

開発部では、お客様に見えるウェブのUIだけでなく、社内で使用する業務システムの開発も行なっています。その中で私は、主にネットワークの通信容量の配分を調整するシステムの開発を担当しています。開発しているシステムは、ネットワークの混雑を防ぎ、通信を安定させることで、すべての人が快適にインターネットを利用することができるようにする役割があります。

若手のうちから裁量権を持って働かせてもらっています。私の場合は、配属後の最初の業務から、サービスに大きな影響を与えるシステムの新規開発を担当させてもらったこともありました。仕様書が用意されているわけではなく、サービスの設計段階から判断して、開発を進める必要があったのですが、新人である私にそのような重要な仕事を任せてもらえることに、当時はとても驚きました。
現在も、日常的な技術判断は自分一人で行いながら開発を進めています。ただし、デイリーミーティングで進捗報告や課題の相談を行いますし、重い決断をするときには、適時上司の指示を仰ぎ、チームリーダーにレビューしてもらえるので、「一人で仕事を抱え込んで孤独だ」と不安になることはありません。私は、与えられた課題をこなすよりも、課題に対して自ら考えて技術的な判断を行いながら進める仕事にやる気が出るので、相談しながらも主体的に働ける今の環境は、自分に合っているように感じます。
仕事の中には、コードを書く以外の業務もあります。要件定義や概要設計の段階では、設計や調査、他部署の関係者なども集めたミーティングを開催し、会議進行、資料・議事録の作成などの業務も行います。価値のあるシステムを開発するためには、開発関係者としっかり課題意識をすり合わせておくことが重要だと思っているので、こういった事務作業も、重要な開発業務の一環と捉えて対応しています。

1日のスケジュール
10:00
メール・メッセージのチェック
10:10
開発業務
12:00
チームメンバーとの Daily MTG(進捗共有、課題の相談など)
12:30
昼食
13:30
開発関係者との打ち合わせ(会議進行や、資料・議事録の作成を行うことも)
14:30
開発業務
17:45
掃除(同僚とのコミュニケーションの場にもなっている)
18:00
退社

開発関係者との打ち合わせ

価値のあるシステムを開発するには、解決する課題を明確にする必要があります。関係者を集め、課題意識の共有や要件定義などを行います。

メンテナンスのしやすさを意識した「綺麗なコードと設計」。
組織で働くエンジニアの大変さとやりがい

仕事の面白さを感じる瞬間や、朝日ネットの良い点について教えてください。

私はプログラミングが好きで、楽しいので、開発業務は基本的に面白いです。
あえて大変なことを挙げるとすると、事前調査に時間を取られることでしょうか。利用期間が長い社内システムの場合、古いコードや複雑な仕組みがそのまま残っていることも多いので、一部を改修しようにも、まずはそういった過去を深く調査し理解することから始める必要があるわけです。また、学生の頃コードを書くときには「ただ動けばいい」という場面も多く、コード設計を考える面白みは少なかったのですが、会社に入ってからの開発では「のちのエンジニアがメンテナンスしやすいかどうか」を考慮してわかりやすいコードを書く必要があります。「コードを綺麗に書く」ことに配慮するのは、組織のエンジニアとして働く大変さでもあり、同時に面白さでもあると思います。「自分が書いたコードを、数年後に誰かが見るかもしれない」と考え、綺麗な設計を思いついた時は、嬉しいです。
開発業務は、地道な業務の積み重ねで、仕事内容がすぐにビジネスやサービスに直結するということはあまりないので、成果が見えづらい仕事かもしれません。しかし、長期的に見れば、「利用者がインターネットを快適に使えるようになる」という最終目標に少しずつ近づいているので、そこに社会的な意義を感じながら取り組んでいます。
また、朝日ネットのいい点は、ワークライフバランスを重視した働き方ができることです。先ほど触れたように、朝日ネットは1日7時間労働で、一般的な会社よりも勤務時間が短いです。一日のスケジュールや仕事量のバランスを自分で調整できるので、私は今のところ定時で帰宅しています。「あの人が残っているから、もう少し働かなくては」という同調圧力的な雰囲気は感じませんし、同僚もそれぞれが好みの働き方をしています。

最後に、朝日ネットへ入社を希望している就活生に向けて、
メッセージをお願いします。

朝日ネットは、アイデアを自発的に提案して形にしていくことに、若手のうちから挑戦できる会社です。それだけに、特定の専門スキルのタスクをこなすだけでなく、さまざまな業務に対応することが期待されますが、意欲のある人の成長を支援するサポートが整っているので、安心してください。ワークライフバランスを保ちつつ、若いうちから裁量権を持って開発業務をしたいと思っている方には、おすすめの職場だと思っています。
就職活動は大変な事もあると思いますが、ぜひ頑張って、ご自身に合う職場を見つけてください。

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