Interview

新卒

人材開発室

K.A.2013年入社 人材開発室 担当課長

2013年新卒入社。サービス企画の仕事を経て、現在は人材開発室にて担当課長を務める。採用活動や社員の育成、人事制度の見直しなど、人材開発全般を担当。産休育休を経て、現在は時短勤務をしながら朝日ネットの社員が成長できる仕組みづくりに力を注いでいる。

会社選びの軸は教育を支援する企業であること。個性豊かな人と企業の安定性に惹かれ入社を決意

朝日ネットへ入社を決めた理由は?

大学で教育学を学んでいたことに加え、教師として働く母親の姿を間近で見てきたことから、教育を支援する仕事に関心がありました。就職活動では塾講師や教材の会社など、教育関連の企業を探し、その中で朝日ネットを見つけました。正直なところ、朝日ネットが何をしている会社なのか知らないまま、会社説明会に参加したんです。話を聞くと、大学で使っていたmanabaを開発している会社であること、さらに、説明会で話をしていた方が同じ大学の卒業生だったこともあり、ご縁を感じて選考を受けることにしました。

入社の決め手は、選考過程でお会いした朝日ネットの「人」に惹かれたことです。キャラの濃い人、技術に対してストイックに向き合う技術職の方など、面接で会う社員一人ひとりが個性豊かで、こんな環境で働けたら面白いだろうなと思いました。
また、就職活動をしていた時期が東日本大震災の翌年だったこともあり、企業の安定性も重視していました。朝日ネットの高い自己資本比率や継続的な黒字経営といった点も安心できました。

「新入社員の時に味わった不安を経験してほしくない」その思いで、新たな導入研修を作り出す

社内のサポート体制はいかがですか?

入社当時の研修は今ほど充実していませんでした。ビジネスマナーなど社会人としての基礎を学んだ後に、配属されたのが当時のマーケティング部でした。配属後まもなくして「〇カ月無料」や「1万円キャッシュバック」といったISPサービスのキャンペーンを自分で考案し、日本全国の代理店に売り込むという仕事に挑戦しました。

「manaba営業部で働きたい」と思って入社したのに、配属先は馴染みのないISPのマーケティング部門。正直なところ、最初はモチベーションが上がりませんでした。しかし、当時の上司がマーケティングの楽しさややりがいを伝えてくれたこと、さらには自分が考案したキャンペーンの成果を目にするうちに、「入社1年目の私がこんな重要な仕事をしているんだ」という実感がわき、少しずつやりがいを感じるようになりました。

人材開発室に異動したのは、入社5年目の時でした。会社として新卒採用や育成により力を入れるために人材開発室が新設された時に、その立ち上げメンバーとして声をかけてもらったんです。前の部署で中途入社の方に業務を教えたり、何かと世話を焼いている私を見て、周囲の方が「人事に向いている」と判断してくれたようです。元々教育に携わる仕事がしたくて朝日ネットに入社したので、人材開発室への異動は原点に戻れたような感覚でした。

当時の人材開発室のメンバーは、各部署から選抜された3人です。私以外のメンバーは中途入社者だったので、導入研修を見直す際には、新卒入社の私が積極的に意見を出しました。結果的には、導入研修の期間を約2カ月間に延長し、社会人としての基本スキルから朝日ネットのサービス内容、業務ツールの使い方など、自分自身が苦労したなと思ったことを、配属前の研修で学べる体制を整えることができました。「新入社員には当時の自分が感じていた不安をなるべく経験してほしくない」、この一心で取り組んだことです。

時短勤務を活用しながら、マネジャーに挑戦。
会社全体が底上げされる組織づくりに力を注ぐ

現在の業務内容について教えてください。

今は、人材開発室の担当課長という立場で3人のメンバーと一緒に、新卒・中途採用から内定者のフォロー、社内研修計画、組織開発、人事制度の見直しなど、労務以外の全ての人事業務に関わっています。また、社員一人ひとりの育成に加え、個人の力を足し合わせた以上の相乗効果を生み出せる組織づくりにも力を入れています。

実は、担当課長という役職は私が提案して生まれた制度なんです。以前は、役職者が執行役員と部長のみだったため、若い社員にとっては目指すべき役職への道のりが遠すぎると感じていました。また、年次の離れた部長には相談しにくいこともありますよね。そのため部長と社員の間に新たな階層を設けることを提案し、年齢や成長度合い、報酬面なども考慮して「担当課長」という役職を新設しました。会社の重要な制度を一社員が提案して、経営陣と一緒に作っていける。これは社内の風通しが良いからこそできることだと感じています。

最初は自分が子育てをしながら、時短勤務の中で担当課長になることに戸惑いがありました。しかし、周囲の方が「人事のあなたがロールモデルになることに意味がある」と背中を押してくれたおかげで、挑戦する決心がつきました。結果的には、担当課長としてメンバーの育成を経験することで、マネジャーが直面する課題を深く理解できるようになったり、自身の経験に基づいて「ここはできるはず」と説得力を持って協力を仰げるようになったり、人事としての業務も進めやすくなりました。
課長職は30代の女性社員が多く、小さな子どもがいる方も複数いらっしゃいます。また、私自身もまだ子どもが小さく時短勤務をしています。今は年功序列で昇進する時代ではないですよね。朝日ネットでは、マネジャーの育成にも力を入れていて、適性のある人材には、本人の意向を確認しながらサポートを行い、実績や成長度合いを見て昇進を判断しています。

また、自身の働き方としては、保育園に子どもを預け、9時半から16時の時短勤務をしています。周りの方は私が時短勤務であることを理解してくれているので、各部署のマネジャーが参加する会議の途中でも「16時です。Kさん、帰宅時間ですよ」と声をかけてくれ、気兼ねなく退社できる雰囲気を作ってくれます。周りの方たちのサポートのおかげで、時短勤務をしながらマネジャーという立場で働けているので、会社の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。勤務時間を見直せる機会もあるので、子どもの成長に合わせて働く時間を調整していくつもりです。
朝日ネットは男女比がほぼ半々という環境だからこそ、性別や家庭環境に関係なく、全ての社員を平等に扱う文化が根付いていると感じています。

1日のスケジュール
9:30
出社
10:00
社内打ち合わせ
11:00
面接対応
12:30
昼食
14:00
面談実施
15:00
資料作成
16:00
退社

面接

朝日ネットでは選考が機械的にはならないよう、できるだけ選考の中でしっかりとお一人お一人と会話をすることを大切にしています。
それぞれの方がどんな思いを持っているのかどんな方なのかを引き出すこと、また選んでいただく側でもあるので朝日ネットについてよりよく知っていただけるように日々試行錯誤しています

社員の成長が何よりのやりがい。
「朝日ネットに入社すれば成長できる」そう思ってもらえる仕組みを整えたい

仕事のやりがいや今後の目標、朝日ネットの良い点について教えてください。

最初は不安そうだった新入社員たちが、一人前の営業として活躍していたり、技術者として周囲を巻き込みながら仕事をこなしたり、朝日ネットの重要な人材に育っていく。社員の成長を見守れることが、私のやりがいです。とはいえ、成長は数値化できないし、正解があるわけでもありません。社員一人ひとりが生き生きと働けるように、現状に満足せずに、常に改善点を見つけて試行錯誤していきたいです。そのためにも、「あの子、最近元気がなさそうだな」とか、「〇〇部署の会議で〇〇さんがファシリテーションをしているな」とか、日頃からアンテナを張って周囲の様子を観察するように心がけています。ただ、人事から直接声をかけられると緊張してしまう人もいるので、気になる社員がいた時には、その人が所属する部署のマネジャーと話をすることもあります。

一方で、経営陣から「〇〇部の〇〇さん、最近成長しているね」、「〇〇さん、最近モチベーションが下がっているようだけれど、何かあったのかな」「〇〇さんは後輩のサポートをよくしているね」といった話を聞くことも多いです。経営陣が社員一人ひとりに関心を寄せてくれる風土が、社員の成長とモチベーションの向上に繋がっていると感じます。

人材開発室に異動してからの5年間、研修の見直しや新たな人事制度の導入など、自分がこれまで足りないと感じてきた部分を整えてきました。これから力を入れたいことは効率的にスキルアップできる環境や制度の整備です。というのも、不安定な今の時代、「スキルアップしたい」という社員からの声が多いからです。とはいえ、がむしゃらに働いて経験値を上げていく時代でもありません。まだ完璧な答えは見つかっていませんが、「朝日ネットに入社すれば、手厚いサポートの中で着実に成長していける」と思ってもらえる組織にしていきたいですね。

最後に、朝日ネットへ入社を希望している就活生に向けて、
メッセージをお願いします。

会社選びは、日々の大半を過ごす場所と仲間を決める重要な選択です。環境、人、仕事内容など、たくさんの視点から検討することをお勧めします。特に「この人と働きたい」という気持ちは、入社した後の最大のモチベーションになると私は感じています。なぜなら、会社は人の集合体であり、そこで働く人々が作り上げていくものだからです。
就活期間中は、様々な会社の人々と出会える貴重な機会です。社会勉強の一環として、多くの人と会い、話を聞いてみてください。朝日ネットでも、社員と交流できる機会を数多く用意しています。また、面談では、皆さんの個性や魅力を知ることを大切にしています。朝日ネットにご興味がありましたら、気軽に相談していただけたら嬉しいです。